雇用統計は事前から予想にバラツキがあり、サプライズも懸念されていました。
市場予想より悪かったです。発表後からドルは売られ続きました。
バイデン大統領が声明を出すと注目されました。「雇用統計から国民や経済にとって歴史的な進展が見られる。米国は再び動き出した」とツイッターに投稿。
ただ、特に変わったことはなかったようです。
ベトナムで変異株で発見されたり、中国広東省は一部ロックダウン。
マレーシアでも1日からロックダウンと、週明けはコロナに関するニュースが多かったです。
米国では、どんどん感染者が減っているので、ワクチンの有効性がありますね。
感染者の急拡大は心配されるインドですが、1ー3月は前年同期比1.6%増で、市場予想を上回りました。
感染者が増え始めたのは、4月以降のイメージなので関係があるのでしょうか。
気になった記事です。
日本の政治・経済の弱体化が指摘されるが世界最大の対外純資産によって、円を「安全資産」と認識されているという内容です。
「対外純資産残高」は前年比マイナス450億円の356兆9700億円となったが、30年連続で「世界最大の対外純資産国」のステータスは維持されました。
筆者によりますと、『日本の抱える対外純資産の性質が変化し、その結果、「リスク回避の円買い」の規模感やインパクトが徐々に失われてきている』とのこと。
記事中のグラフを見ると分かりやすいですが、海外有価証券ではなく、日本企業から海外への直接投資(≒海外企業の買収)が増えています。
金利がないとすると、直接投資のほうが証券投資よりも収益性が優れているので、当然の展開と言えるそうです。
そして、海外の有価証券を手放す(円買い)ことはあっても、買収した海外企業を簡単に手放すとは考えにくい。
なので、リスク回避をしたいからと言って、そもそも円に換えられる資産を、以前よりも持っていないという、ことになります。
筆者は「世界最大の対外純資産国」というのは、国内への投資機会が乏しい状態。
日本企業が国内市場より、海外企業の買収や市場を買うほうが中長期的な成長につながる、と判断したからとしています。
理論上、自国通貨売り・外貨買いは無限にできるが、外貨売り・自国通貨買いは外貨準備分の範囲でしかできないので、資源輸入国としては、極端な円安も警戒する必要があると警戒しています。
また、筆者は諸外国とりわけドイツとの比較を気にしているようです。
しばしば言われますが、ユーロという「永遠の割安通貨」を武器に、ドイツは貿易黒字を荒稼ぎし続ける。
記事中のグラフをみると、日独の差が減少していています。
筆者の唐鎌さんは、他のサイトでもお見掛けしますが、2022年5月公表予定の『本邦対外資産負債残高の状況』は、緊張感を持って注目する必要が出てきたと、との事です。
さて、来週のトレードプランです。
雇用統計は悪かったのですが、米株は続伸ですね。
給付金が加算されていますが、今月で全米の約半州終了予定。残りも9月で終了予定で、その9月が注目されてきていますね。
日経平均は、まだ戻り天井とも見れますが、ダウが最高値を更新してくるよだと雰囲気が変わりそうです。
株価インデックス 日足チャート |
次に通貨インデックスです。
ドルも円も下げ基調が続いています。
デイトレードをする場合、動かないと思ったいたら急に動いたりとやりにくいです。
スイングでもポジはとりにくいのですが、ポンドとカナダは上げトレンドでしょうか。
小ロットでスイングポジションをとるか迷うのですが、普段やらない通貨なので取りにくいです。
ドルが大きく下げたら、スイングポジを考えていきたいです。