強かった米株が週末に暴落。
この流れが続くのか、押し目になるのか、来週の動きに注視です。
日本での関心ごとは総裁選でしょうか。
安倍首相の後任を選ぶ自民党総裁選で、菅房長官が出馬の意向を固めたとのことです。
他にも石破元幹事長、岸田政調会長らが出馬。
私は、政治に疎いのでよくわかりませんが、石破さんだと政策が変わり、株価にマイナスの影響があるとみる向きが多いようです。
当初、共同通信の世論調査では、石破さんが34.3%でトップと話題になりましたが、菅さんを支持する声が多数出てきて、ほぼ菅さんに決まった雰囲気です。
誰が首相になるかはわかりませんが、影響はどの程度あるのでしょうか。
元日本銀行政策委員会審議委員である木内さんのコラム「安倍首相辞任で金融政策は変わるか」を要約してみました。
当面は新型コロナウィルス対応をしなければいけないので、誰が後任になっても大きな違いはないのではないか。
その後、物価は下落するするだろうが、新政権もデフレ克服を政策の柱にする可能性がるとのこと。
しかし、緩和策は期待した効果を発揮することはなく、大きな副作用、潜在的なリスクを累積し、巨額の政府債務と並んで、大きな「負の遺産」となった。
日銀に金融緩和を求めても効果が期待できないので財政出動に向かいやすくなり、日銀には国債の買い入れを通じて、国債利回り上昇のリスクを抑える効果に期待するだろう。(財政ファイナンス)
木内さんは、日本銀行が支える形での財政環境の悪化は「企業の中長期の成長期待を損ねる」「生産性上昇率、労働生産性上昇率の低下を招く」「国民生活の安定を損ねる」。
と考えていて、需要創出策から生産性向上を柱とする経済政策へと一気に方向転換して欲しいとしています。
また、日本銀行の金融政策とてしては、リスクを管理・軽減していく政策、いわば「守りの政策」に転換したと考えているようです。
それは、明言してはいないが、事実上の正常化を進めてきていると考えられる。明確に正常化策に舵を切れないのには3つ理由がある。
・政策の失敗を認めることで、日本銀行の信頼を損ねたくない
・金融市場の反応を恐れる
・安倍首相は、「考えを同じくする人」として現在の黒田日本銀行総裁を選んだ
効果があるから政策を続けるのではなく、止めることが難しいから続けてきた、という側面もあっただろう。
安倍首相の辞任は、長い目で見れば日本銀行の金融政策の転換点になるのかもしれない。
以上、木内さんのコラムからです。
日経平均は売ってみたいと思っていますが、ご祝儀相場があると仮定すると月半ばまで我慢でしょうか。
などと思っていたら米株が暴落。
意思を決めておかないと、何もできないで終わってしまうのですが、判断できず。優柔不断です。。。
さて、来週のトレードプランです。
米株が週末にかけて下げてました。チャートをみても大陰線が目につきます。
ただ、レーバーデーまでは夏休みとされることも多いので、8月に一気に上げた分の利食いで下げたと解釈しています。
トレンドが下げに転換したとはまだ思っていません。
今週の動きが重要だと思いますが、だんだんと売りたい気分が増しています。
様子を見てプットを買おうか思案中。
株価インデックス 日足チャート |
次に通貨インデックスを見てみます。
ざっくりとですが、ドル・ユーロ・円・スイスフランとヨコヨコの動きが続いています。
ユーロドルは月足でみると天井近辺。一方でドル円も上値が抑えられています。
個人的にはやりにくそうな相場が続きそうですので、スイングポジは無しとします。
通貨インデックス 日足チャート |
投資は自己責任でお願いします。