ドル円とユーロドルのボラティリティが高い時間帯を調べてみる。

2020年9月5日

経済・トレードの分析

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デイトレード(スキャルピング)用にボラティリティの高い時間帯を調べてみました。

普段トレードをしていて反省点として、やらなくてもいいトレードをしたという点があります。

なぜ無駄なトレードをするかというと、「もっとお金が欲しい」「損失を取り返したい」と心理的な面も大きいのです。

兼業ですしいつもチャートに張り付いているわけにはいきません。
いつトレードをすれば利益になりやすいのか、トレードをするタイミングを絞りたいと思ったからです。


ネットや書籍でもよく書かれていますが、「東京時間」「ロンドン時間」「ニューヨーク時間」と大きく分けて3つの市場があります。

FXはほぼ24時間トレードができるといっても、市場ごとにトレーダーが入れ替わります。

567891011121314151617181920212223241234
東京
ロンドン
NY

  • ロンドン時間/夏時間:16時~0時、冬時間:17時~1時
  • ニューヨーク時間/夏時間:21時~6時、冬時間:22時~7時


また、欧米には夏時間・冬時間があり、経済指標が発表される時間がかわります。


スイングや短期では日々の指標に気にしなくても、指標の結果次第ではスキャルピングやデイトレードでは、大きく利益につながったり、含み益が損失になることもあります。


指標に乗るのか避けるのかは、トレーダーのやり方によるので、どちらがいいかはわかりません。


ドル円とユーロドルの5分足・1時間足のボラティリティ

前提として新型コロナウィルスの問題が出る前ですし、月足チャートをみると他の年に比べてボラティリティは低く見えます。

ドル円 月足チャート
ドル円 月足チャート


ユーロドル 月足チャート
ユーロドル 月足チャート

集計期間はざっくりですが、ドル円・ユーロドルともに5分足は2018年9月~2019年2月まで。60分足はともに2018年1月~2020年1月までです。

厳密にいえば数日のズレもありまし、この期間を選んだ理由は手元にデータがあっただけなので、大きな意味はありません。
ただ、どこから用意したか覚えていません。。。

ドル円・ユーロドルともに5分足・1時間足の高値から安値を差し引いて、最大・最小・平均・中央値を算出しています。

ドル円/5分足
時間帯最大最小平均中央値
年間3.4460.0000.0300.024
夏時間0.7980.0000.0310.025
冬時間3.4460.0000.0290.023
ドル円/60分足
全時間帯4.170.000.120.10
夏時間1.480.010.120.10
冬時間4.170.000.130.10


ユーロドル/5分足
時間帯最大最小平均中央値
年間0.00850.00000.00030.0003
夏時間0.00850.00000.00030.0002
冬時間0.00760.00000.00030.0003
ユーロドル/60分足
全時間帯0.01240.00010.00130.0010
夏時間0.01130.00010.00120.0011
冬時間0.01240.00010.00130.0010


次にドル円・ユーロドルともに5分足・1時間足を時間帯別にグラフにしました。
ドル円5分足チャート ボラティリティ
ドル円5分足チャート ボラティリティ
ドル円1時間足チャート ボラティリティ
ドル円1時間足チャート ボラティリティ

ユーロドル5分足チャート ボラティリティ
ユーロドル5分足チャート ボラティリティ
ユーロドル1時間足チャート ボラティリティ
ユーロドル1時間足チャート ボラティリティ


あくまでグラフの期間中でのデータですが、ロンドン時間・ニューヨーク時間の重なる時間は取引が活発になると考えられますが、ボラティリティはあまり出ていません。
期間を変えれば違う結果になると思います。

ざっくりですが、
ボラティリティが高い時間帯は、10時、15時半、17時、18時が高いとわかります。

また、グラフからは分かりにくいですが、定期的に突きあがっている時間帯は、10時や11時といったきりのいい時間帯になっています。

仲値(金融機関が外国為替取引をする際の基準となるレート。金融機関が9:55レートを参考に決定)やロンドン時間が始まるタイミングに重なります。

指標の発表時間はまちまちなので、検証はできませんでしたが、1時間足などもありますので、新規注文や決済で値幅がでたと想像できます。

トレンドが継続になるのか反転するのか注意が必要ですが、ボラがでにくいところでドテンしても往復びんたを食らいやすいとも想像できますので、時間帯を意識をしたトレード心がけたいです。

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