書評|外貨白書2018-19(第10号)

2020年3月1日

読書

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本書は、外為どっとコム総合研究所から発行された「外為白書」で、FX個人投資家の動向や月毎の要約がまとめてあります。

外為どっとコム総合研究所さんは、FX投資の外為どっとコムさんでおなじみの老舗FX業者さんのグループで、本邦初の外国為替専門のシンクタンクとして設立して10年目だそうです。

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下記の掲載内容からわかるように、トレード方法やおすすめ情報が記載されているわけではありません。
ただ、振り返りには役立ちますし、毎年見ていれば環境認識の手助けになるかもしれません。

本書は4章の構成になっています。
  • 第1章 2018年7月~2019年6月の相場のあゆみ
  • 第2章 特集「米国経済のあゆみと日・中・欧の焦点」
  • 第3章 業界のあゆみ
  • 第4章 FX投資家のアンケートによる実体調査

たとえ相場日誌を付けていたとしても、自分のトレードと関係ないイベントが確認できます。後々このときなんか材料あったけ? と確かめたい場合に役立つと思います。

第10号しか読んだことはないので、通貨ペアが毎号一定かどうかがわかりません。
豪ドル円はだんだん人気が薄れていますので、そのうち変わるかもしれませんし、私的にはユーロ円ならユーロドルの方がありがたかったです。

本書「外為白書」はFXのおすすめランキングになるような本ではないと思いますし、初心者向けとも上級者向けとも言えませんが、こういった本もいいのではないでしょうか。

個人的には、ページ数は少ないのですが、第3章と第4章が面白く、もう少し詳細な情報が知りたくなりました。

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