日産は九州工場の稼働を一時停止したそうです。企業によって対応はまちまちですが、営業再開の影響があるのでしょうか。
米国の株式市場は相変わらず好調。SP500とナスダックは過去最高値を更新しています。
そんななか、レイ・ダリオ氏のインタビューがブルームバーグに掲載されていました。
記事によると、新型コロナウイルス影響は誇張されていて、短期間で終わる可能性が高い。とのこと。
他に気になる記事は、ロイターの「ブレグジットなお難航、売られる通貨と買われる通貨」
以下、自分用のメモもかねてまとめてみました。
イギリスのEU離脱は決まったが、まだ決めなければいけない条件がある。
イギリスは譲歩をせまりたいし、EUは英国発の離脱ドミノを防ぎたいので、イギリスの「いいとこ取り」はさせたくない。といった状況。
当然、価値が変動するのはポンド。
筆者によると、「関税ゼロの貿易を継続できても、金融機関がEUで自由に営業できる金融免許も更新されない可能性が高い」。
若い人は欧州人の意識が高くEU離脱の反対派が多いので、自分に自信がある人ほどイギリスから離れていくのではないか。とのこと。
結果、イギリスの国力が落ちてポンドの価値は下がる。
また、イギリスからの独立もスコットランドやアイルランドで、しばしば声があがり、
現在の英ポンドは、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドなどで構成されている地域の法定通貨であることを所与の条件として外為市場で取引されているので、さらにポンドの価値を保つのが大変になる。
ユーロの価値はどう影響するのであろうか。
ユーロ圏にとっても損失だが経済規模を考慮すると、イギリスの方が影響が大きそうだ。
ドル・円にはユーロもポンドも弱くなりそうだが、対ポンドではユーロが上がりそう。
もし、優秀な人材がユーロ圏に流れてくれば、将来的に経済力は良くなるはず。
スイスフランはどうか。
スイスはEU加盟国ではないが、リスクマネーの受け皿として買われる可能性がある。
2015年1月には、欧州債務危機の対策としてスイス中央銀行は、フランを売っていたがとうとう力尽き、フラン暴騰のフランショックが起こった。
他の条件が一定なら、、交渉が難航すれば買われやすいのはフランになる(スウェーデンやノルウェーはスイスほどではない)。
ドル円はどうか。
ブレグジット関連の交渉が難航しても、リスク回避としてドルも円も買われるとすると、ドル円は動かないだろう。
ドル円の長期的なトレンドとしては影響がないと思われる。
ブレグジット絡みを材料にするならば、「ユーロポンドの買い」か「ポンドスイスの売り」が推奨とのことです。
ニュース(ファンダ)をベースとして考えると納得のいくプランなのですが、
ファンダ派の人はどこで入って、どこで出るのか。
チャートを全く見ない人も当然いるだろうけど、チャートを見ていてそろそろ戻りいっぱいだし、ニュースも出た。よし売りだ! となるのでしょうか。
ファンダ予想を軸として、デモトレードでもやってみようかとも思いました。
さて、来週のプランです。
ドル円は長期のトレンドラインを上抜けないがそこも固い。上抜けしたら長期目線でポジをとる準備だけしたいと思います。
ドル円 週足チャート |
ユーロドル 月足チャート |
投資は自己責任でお願いします。